家づくりの資金計画
不動産購入するにしても家づくりをするについても、工事費用はもちろんのこと税金や登記費用やローンの手数料などの諸経費などなにかと費用がかかるものです。
>>>ご参考 家づくりのお金のあれこれ
しかし、それら必要な費用は避けることができませんが、経済的にすることは可能であり、その経済的な家づくりをするためには3つのポイントを押さえる事が大切であると言えますが、ここでその3つのポイントをお伝えしておきます。
まずは消費者の立場である皆さんは、相手が銀行であっても、ローンは借金ですのでお金はできるだけ借りないほうがいいという基本を忘れないでほしいと思います。不動産を購入されたり、新築・建て替えをする方は、この感覚を家づくりをしているある時期から忘れてしまい、借りる額から借りれる額に麻痺してローンが組める範囲内だからいいか・・・と思って、売る側に言われるままに家づくりの費用が高くなったりします。
このほとんどのケースは、売る側の立場であるプロ側からの提案をそのまま深く理解されずに受け入れたりするとか、どうせするなら・・・など過剰な設備やシステムや工法、それに伴う追加工事、オプションとして、当初の予定よりも割高なものを売り込まれて進められるケースがほとんどです。
その借りる先である銀行の住宅ローン審査については、家づくり又は家を購入する契約先である会社や担当者にそれらをお任せすることであっても、これを偶然にお読みのあなたのご家族だけは“借りることができる額一杯”の家づくりをしないで“無理なく返すことができる額”の不動産購入や家づくりをするように心がけてください。
もちろん計画において、借りることができる額を知ることは、大切ですが、銀行はお金を貸すことがご商売、不動産売買や家づくりをする会社は、できるだけ売上げを1円でも多く契約することがご商売ですので、その方々に頼らずにあなたの日常の生活に支障をきたさない返せる額をしっかりと考えた上で将来のライフプランを練ったのちに本当の意味でのあなたの家づくりの予算を組むべきです。
あなたが借りることができる最大の融資額での家づくり・・・これが、いわゆる無茶な家づくりといえます。
ポイント② 無理な家づくりをしない!!
どこで借りても同じと考えないで、その住宅ローンの融資を受ける先として、不動産会社や家づくり会社などにお任せするのではなく、〝住宅ローン〟という商品を買うつもりでネット銀行をはじめ、面倒くさがらずに可能な限り自ら色々な銀行を探して、金利などもチェックすべきといえます。変動か、固定なのか?繰越返済も簡単に可能なのか?その手数料は?返済期間は?金利は?などを含めて、できるだけ年収に対する比率ができるだけ少なくなるようにする事とその返済期間の目安も、できるだけサラリーマン人生が終わる定年60歳又は65歳前後とするなど売ったら終わりのプロに任せず、自分なりに調べるようにしてくださいね!また買って支払って終わりではなく、途中でメンテナンスやリフォームが必要となることもお忘れなく。
つまり、あなたのご家族は、人生設計を含めた無理のない計画性のある家づくりを。
ポイント③ 無駄のない家づくりを!!
仮にあなたが買った宝くじ。換金するのを忘れていて期限は切れてしまいましたが、それが2000万と4000万であれば、どちらが悔しいですか?家づくりでもこんなことがあります。
最近、お隣同士で同じ大きさの家を新築されたAさんとBさん。Aさんは、誰もが知っているあの超有名ブランドのハウスメーカーとの家づくりで、その価格は4000万円。家の規模の割に誰が聞いても見ても高く感じる価格。 一方で工務店と建てたBさんは、色々な会社を比較検討した結果選んだその会社との家づくりの価格は、2000万となりAさんの半分ですが、見栄えも大きさもあまり変わりがわかりません。あなたならどちらを選びますか?
実は、今の不動産の鑑定でいけば、どちらも同じ木造とすれば、20年から25年後の評価は、ほぼ0円となり、ハウスメーカーで建てたAさんとしては、
「わが家はお隣のBさんよりも、2000万も多くの費用をかけているし、超有名なブランドである大手のハウスメーカーで建てたので、どこかわけのわからない中小零細の工務店が建てた家と同じ評価であるはずがない!」
と言いたいかもしれませんが、残念ながら、今の不動産の評価としては、ほんの多少の色がつくかもしれませんが、木造で築20年という点でほぼ評価は同じで、何を言ってもこれが現実となり、つまり建てる際にどれだけ投資をしても資産価値としては、全く同じなのです。
ましてBさんの家の方が、無垢材の床で間取りもよくできている場合、Bさんの家の方が人気で価値観が高くなる場合もよくあります。
これに関しては、家の性能や価値がさほどわからない不動産会社の評価はすごく淡白と言え、それに対して銀行などもよくわかっているとなれば、大きな金利がかかる最初の段階で消費者としてブランド力や過剰なシステムや工法や付加価値などが、本当に必要なのか?と考えるようにしてみてください。
坪55万の家も坪100万の家も20年後は同じ評価であるということが今の時代では、現実なのです。 もちろん、そもそも何でもこの程度の評価しかできない不動産業界の判断がおかしいと言えるのですが、先々余程の法的にルールを変えない限り、この先も同じと言えるでしょう。
だからと言って、これからの時代は、安かろう悪かろうでは、命を守る器(住居)として安全性や生活そのものが、不安になってしまいますが、今の時代、家づくりにおいて、過剰なシステムや工法は、やはり考えものと言え、これを車でいえば、軽自動車やファミリーカーを希望していても、全員がBMWやポルシェ、ボルボなどを買う必要はないといえ、もちろん車と違い家の場合は、売却するときの評価は、結局は同じところに辿り着くと考えれば、やはりできるだけ最初の段階で質を落とさずに経済的に建てる方法を考慮することが最も大切と言えますが、これがいわゆる無駄のない家づくりと言えるのです。
あなたのご家族もこの3つのポイントをしっかりと抑えれば、必ず経済的な家づくりになり、ポイント①や②は、あなたご自身でも可能なことですが、ポイント③は、経験者のサポートがなければ、あなただけでは無理かもしれませんので、第三者で客観的なアドバイスをしていただける方を見つけてほしいと願っております。こちらのホームページ内を検索していただいても、きっとなにかのヒントが見つかるかと思います。
その他の経済的な家づくりの方法としては・・・
- 流通経路を短くする
- 譲れない部分と譲れる部分を判断する
- 自分でできることは自分でする
- シンプル経済プラン
- 安く仕入れれるものから選択していく
なども経済的な家づくりの要因としてご考慮いただきたいと思います。
これからの時代の家づくりでは、これらの無茶無理をしない、無駄を省く事を本気で考えてほしい!と願っておりますが、もちろん売る立場である住宅&不動産業界の方々は、この主旨の提案について基本的に同意はしないと思います。例えば、先ほどの事例でいえば、売る側の立場であるプロは、Bさんの家づくりより、高い売り上げや高利益額が上がるAさんの家づくりを好まれますが、逆に言えば、この無駄・無理・無茶をなくす家づくりに賛同するプロも、間違いなく存在するものなのです。
参考ページ
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