なぜこのように家づくりのサポートをするのか?
このページでは、 私がなぜこのようにホームページやブログや小冊子で皆さんに家づくりのことをお伝えすることになったのかをお話ししたいと思います。私の個人的な話もありますので、興味のない方は、このページは飛ばしてください。
プロであるはずの私の家づくりや不動産購入との関わりは、結婚を機に初めて不動産購入した小さな3LDKの分譲マンションに暮らして、早5年が経過していた平成12年ですが、なぜ分譲マンションに暮らしていたのに短期間で引越しをすることになったのか?ということですが、理由は〝住めば都〟と思っていたそのマンションでの生活に私が全くなじまなかったことが原因のひとつでもあります。
そのマンションでは、住人が多ければ多いほど規約やルールを守らない人が比例して多かったり、分譲でマイホームであるにも関わらず、上階に住んでいる人や隣の人などの騒音などがひどく、長屋で育った私は人との関わりに温かさを求めていたのとは逆で、それらがかなりのストレスを感じることになり、結局は、肌に全くあわなかったということになりました。
また同時に長男の次に長女が生まれたことにより、少し安易に考えていた学校に問題を感じはじめていました。(これはあきらかに私の将来に対する計画の判断の甘さ)
その頃はまだ新聞をとっていたのですが、毎週末には沢山の建売や新築マンションのチラシが入り、それらは、年々市場競争により、その当時は凄く豪華な設備で〝広く〟そして今ではありえないかもですが〝安く〟なっていく新築マンションのチラシが圧倒的に占めておりました。もちろん今ほど外人も多くなく、あの耐震偽装問題がおきるずっと前のハナシです。
その時に素朴に感じたことは、「家族が減ってきているのにこんなに沢山マンションや家を建てて、果たして買う人がいるのだろうか…?」と私はチラシを目にするたびにそんな疑問すら浮かんでました。その価格だけが安いマンションに対抗するかの様にまた安い戸建ての建て売り分譲のチラシも目に飛び込みます。(くれぐれも当時は…です)
でも、どう考えてもコスト的に安くなるはずのマンションと同じ価格の新築の戸建ては、それはそれで相当怪しいもので、この不動産業界は、どうなっているのかな?とも感じていました。
そんなある日、幼稚園の長男を連れて公園で遊んでいた私は、このままマンションで一生過ごしていくのかな?と考え始め、その長男は、古い長屋の借家の実家に帰ったときは、家の前でのびのびと遊ぶけど自宅のマンションでは、部屋の中でずっと遊んでいるし、外といっても、マンションの駐車場は危ないし、エレベーターは、夜に大人がひとりで乗っても怖いし、子供にとって家族にとってこの住まいの環境ってほんとにいいのかな?
まして、私自身もいくら古い借家の長屋であっても、玄関を出たらすぐ地上に足をおろせる実家のほうがマンションより狭くても、古くても何かしら妙に落ち着く・・・ということを自分がその違いを意識しはじめ、それ以来〝戸建てへの引っ越し〟を考えはじめるようになりました。
しかし、我が家には大きな問題があります。新築マンションを購入して現在住まれている人も同じだと思いますが、新築マンションを買った次の日には、中古になるのが現実で、これはつまり、マンションを売却してもローンの支払いが追い付いていない、つまり売却価格では、ローンの残債に不足するので借金が払いきれないという現象がおきるのです。(よく考えればおかしいローンです)
しかも、新築がこんな値段だから中古マンションや中古住宅などは、これからもきっと値崩れが激しいだろうと推測もできます。先になればなるほど間違いなくローンの残額より売値のほうがきっと低いだろう。いや、差額がもっとできるかもしれない。これからもバブル時のように価格が上がることはないだろうし、そんな期待などマンションであれば、なおさらできない。ずっと先には、団地のように資産価値すらなくなるかもしれない。つまりローンが終わるころには、耐震性に問題があったりすれば大きなゴミとなり、資産価値は限りなくゼロに近いかも?(誤解ないように。これは当時の私の思い込みです)
では、私はどうすればいいのか?私の場合は、まずそもそも戸建てへの転居が現実として可能なのかどうかを相談してみよう! ・・・ で、これって誰に相談すればいいのだろうか?? しかも、プロであるはずの私が誰かに相談するの? その相手は、ハウスメーカーでも工務店でも建築家でも不動産会社でもない・・・ん?なんだ?この家づくりの環境? 相談しようとする相手は、皆 “契約”を目的とする人ばかりではないか?
でも、私の場合は、家づくりのことより先にお金のことだから銀行への相談になるのかな?しかし、それが解決したからといって、誰とどうしてどこでどんな家を建てるのだろうか?・・・とこんな感じで、私の土地から探す家づくりがはじまりましたが、この業界にいても、こんな感じですが、これって、とても滑稽な感じがします。
それからというもの、とりあえず私の本格的な家づくり(土地から探す?)がはじまり、私の職歴【建築業・設計事務所など】を隠しながら、親が住む実家まわりを中心にあれこれ土地や建売・中古物件を見て回りました。
ちなみに私の実家の場所は、大阪下町である西成区の天下茶屋。ところが、その当時は近所で見る物件では、不動産会社があたりまえかのように平気で違反建築物や欠陥住宅(手抜き)が販売されていました。中には、建替えができない家であることを一切説明もしなかったり・・・。そもそも不動産会社の担当者は、私のちょっとした建築に関しての質問にまともに答えれない方々ということもこの時によくわかりました。とにかく説明がいい加減。
同時に建売をする不動産会社さんも、家を売る立場でありながらも結構いいかげんな説明で販売している。例えば、部屋を増やしたら…間取り変更したら…などとほんのちょっと口にするだけで、すぐに『坪あたりいくらの追加です!』とそこだけはしっかりと値段をふっかけてきます。それが単なる床面積を少し増やすだけで水廻りなどが一切なくても、明細なしで立派な坪単価を告げていきます。
おそらくこれは、工事を依頼する発注先の工務店とそういう話になっていて、自社の利益を単純に計上(工務店坪30万→お客さんに坪55万)してオハナシをされていると推測できますが、それにしても、衣食住のひとつであり、命を守る器であり、世の中の一番高い買い物であるにも関わらず、快適かどうかを左右する住宅でよくもまぁ何でこんなことが、あたりまえのようにまかり通っている。不動産に関してのプロのはずなのにモノや商品のように右から左へ流してただ売ればいいと考えている業界なのかな?
やはりこの住宅&不動産業界は、何かがおかしいぞ!?今の家づくりのままでは、建築知識のない消費者にとって、かなりリスクの高い買い物となるなぁ〜とまさしく自ら肌で感じることになりましたが、このままでは、きっと誰しも家づくりを妥協するか、あきらめることになってしまいます。
するとどうでしょう・・・私が行った時は、イメージとは違って日曜日だというのに、展示場は予想外に閑古鳥が鳴いてます。つまりガラガラ・・・人が混雑するはずの日曜日だというのにも関わらずで、昔なにげなく見たことがある様な賑わいなどは、少しも感じられませんでした。
今の家づくりは、間違いなく何かが変わってきていますが、でも、この住宅業界の人たちは、それを肌で感じていないのか、わかっていても変えれないだけかもですが、きっと素直に認めたくないというところでしょうか?こんな事をしていると他業界に遅れるばかりで、古い体質のままなってしまう。。。
また当時でも、業界に長い私自身が、こうしてモデルハウスを参考程度に見に行っているが、素直にハウスメーカーで建てよう!と思えないこの心理は一体なんだろうか?と考え、この際、いい機会なので思いつくまま “今の家づくり” を自分なりに色々と整理することにしました。
それが、サラリーマン時代にワードで書いた小冊子【全国版】の始まりであり、このホームページであり、毎日書いているブログであり、それらの結果、ハウスネットの家づくりサポートの仕組みとなっていったのです。だからこそ、売り手側の販促支援をするだけの仕組みと一緒にしないでほしい。
消費者の気持ちは、今の私ならわかる。立場にもなれる。一体なにがおかしくて何が理不尽なのか?などを自ら経験しながらも、その時に精一杯考えては、その度答えを導き出すようにしました。
とにかく言えることは、私はこんな家づくりの環境であっても、妥協しない限り、失敗しない自信はある。これは私だけではない。この住宅業界のプロたちも、きっとそう感じていることだろう。
しかし、はじめて家づくりをされる素人の方は、そうとは言えないのがどうやらポイント で、この差はなぜだろう。どうしてだろう・・・。
そんな事を考えていると今の家づくりそのものについて、やはり見直す必要があるようで、やはり今の家づくりは、弱い立場であり、なにも知らない消費者(建て主・施主)にとって不利となる家づくりではないだろうか?逆にいえば、プロにとって都合のいい家づくりになっているのでは?
そんな私が家を建てる時に思うところは、同じ性能、仕様、プランなら経済的で施工もしっかりした会社に頼みたいし、どうせ同じ費用を出してマイホームを建てるぐらいなら、なにか我が家らしさの“個性”を少しでも感じたいし、業者の都合のいい設備の仕様も商品化された企画住宅も、どんぶり勘定の見積もりも嫌だし、建築に関してアマチュアの住宅営業マン相手をするのも嫌でそもそも不要。ムリもしないで、無茶もしないで無駄のない家づくりを信頼できる会社で建てたい!と感じました。・・・そう、無駄のない=経済的な適正で正直で楽しい家づくり。
私も決して生活に余裕があるとはいえないので、ほとんどの方は、他の買い物と同様に無駄な買い物はしたくないと考えるはずです。だから住宅&不動産業界のプロも自宅を建てる際には、あらゆる無駄を省いて信頼できる相手を選ぶかと思います。できるだけの無駄な費用をかけないようにベストな家づくりができるように考えます。それは、工務店であっても建築家であっても、ハウスメーカーの営業マンであっても・・・。例えば、ハウスメーカーの営業マンなどは、実家のリフォームなどはグループ会社のリフォーム会社に頼まないで、少しでも経済的に済ますために協力業者である工務店に依頼したりしています。
そもそも私の家づくりも、資格を持っていてバブル時代に設計事務所経験がある私自身が、設計に関してプロとは言えない住宅営業マンが考える坪数合わせだけのよくできた効率いいとは思えない、生活の動線も考えない、まるでパズルのようなプランではきっと満足できないだろうな…と感じていました。
それらの住宅営業マンが、家づくりが好きとも思えない方が多いし、優れたプラン力があるとも思えないし、絡むことにより沢山のムダな経費が掛けられて、給料とは別に契約に対しての報酬をもらう営業マンそのものが、私自身とっても “もっとも大きく無駄な経費” と感じていて、とにかく私自身が契約目的の口だけの営業マンたちを沢山見てきただけに大嫌いなのです。
(※もちろん中には、とても誠実な方もいますので誤解なく)
しかも、そもそも予算に全く余裕がない私の家づくりを考えるとなにかと高い営業経費がかかっている割に家づくりの過程が優れているとも思えない縦割りの組織のハウスメーカーの家づくりは、まず選定から外れるということになります。
でも、私も自信の家づくりの経験がないなので、住宅展示場のモデルハウスを家づくりの参考で見たいのはヤマヤマなのですが、あとの訪問されるのが嫌いなので、展示場でのアンケートもバカ正直に書かないようにしようと考えました。おそらくこれを真面目に書いてしまえば、すぐに営業マンからの電話攻勢があるだろうと誰もが予測できます。(※しかし今の時代は、個人情報の保護という法律があるので『見たいだけです』と拒否さえすれば、この点は、自ら防げますのでご参考に…)
しかも、ひょっとして営業マンの決まり文句である『お近くまで来ました!』『沢山の資料になりますのでご自宅までお届けします!』『とにかくご挨拶のつもりで顔を合わせたいので!』など色々な理由を言って、ある意味ストーカー的によくわかっていない嫁さんがいる時にわざわざ訪問してきたり、提案したりして、食事中だというのにいきなり突然訪問などもあるかも・・・。
少し会うだけのつもりが、それこそ会ってしまえば、彼らはプロの営業マンなのでタタミかけるように〝あぁ言えばこういう〟営業トークでされるから、私の場合は、きっとそれが “うざく” 感じるので、当時の私は、そのアンケートには番号も住所も〝嘘〟を書きましたが、こうでもしない限り参考のために〝モデルハウス〟を見学することなどできないと感じたからです。
実際にネットで色々な会社に資料請求をしたこともあるのですが、ある日突然、家まで訪問されたある住宅会社もあります。こんな場合への対策としては『訪問はしないでください!』と伝えるようにすればいいのですが、それでも訪問してくるような会社は、約束を守らない!としてあなたが選定基準から外せばいいのです。
このようにプロであるはずの私でも楽しいはずの家づくりなのに、なんでこんなことになっていくのかな?を肌で感じるようになりましたが、皆さんは、いかがですか?きっと一度は、住宅展示場のモデルハウスに行かれた方は、同じような思いやご経験されたのではないでしょうか?上に書いた内容は、ゆっくり家づくりを考えたいあなたのご家族の防御対策ですので、是非ご参考にしてください。
結局、私の家づくりというのは、当時取引先であった住宅会社が、建築条件付きで出していたので、そこで家づくりをすることになりました。その基本設計は私で、私自身が、住宅会社と打ち合わせをして家づくりをしてもらいましたが、監督の出来も悪く丸投げする会社でしたので施工が悪かった。打合せしたにも拘らず、その内容が図面に全く反映されていない事があったり、現場でできていなかったり・・・ある程度予測していましたが何かと大変でした。
もちろん建築条件付きなので、仕方なくその会社との家づくりをしましたが、もし建替えであれば、二度と頼むことはないですし(笑)もちろん、こんな対応の悪い会社を皆さんに推奨などできるはずありません。そうです。わが家は、建築場所と間取り以外、特に家づくりの依頼先は失敗したのですが建築条件付きの問題点がよくわかりました。 その後日談としてですが契約するまでは、当社はアフターメンテナンスをしっかりする!という事をかなり強調されていましたが、竣工後一度も来られませんでしたが、会社の資質からしてその程度だろうなと期待もしてなかったので割り切っています。
だから、私は自分が体験したこのおかしな家づくりを踏まえて、皆さんには家を3回建てなくても、客観的な立場でサポートしながら、成功する家づくりができる環境を提供したい!この業界に長ければ長いほど、しかも私のように業界の中でも色々な仕事を経験すればするほど、様々な業界の立場の方からのオハナシも聞くことができて、この業界の問題点が明確に見えてきたりします。
ある見えている部分だけが魅力的に感じる会社であっても、それが例えば、施工力や家づくりに対する姿勢や価格などまでも優れた会社であっても、その会社は、宣伝をしていないからという理由で消費者である皆さんからは、見えなくなってしまう会社が実に多くあり、建築家にしても同じで、著名な建築家以外は、知られない方が多いもので、著名でないだけで家づくりに関しての熱意は、著名な建築家にも負けないぐらいあったりしますが、私自身も建築家ではないですが、そのひとりであると自負しています。
皆さんに知ってもらうためにそれらの宣伝をして、営業力があろうが無かろうが、莫大な費用が投資されつづけますが、それは残念ながら資本がある会社が最終的に体力勝負となって、勝つ仕組みになっています。
また、宣伝すれば、営業力で差を付けるために優秀な営業マンを雇ったり、高額な費用と時間をかけて立派なツールをつくる。もちろん流行りがあるので、新しい〝商品〟をつくる。またその商品を売るためにモデルハウスを建て、そこへ集客するために新しい広告展開をする。これらの費用を負担するのは、その会社で家づくりをされる方々が負担するのでありますが、いつまでもこんなことが繰り返されている家づくりが、本当に消費者が望んでいるカタチと言えるのであろうか?
業界のプロが、自分たちが家づくりをするときは適正で無駄のない家づくりをするのに、なぜ消費者に対して適正とはいえない過剰で不経済な家づくりを推奨するのでしょうか?
ある意味、利益追求で競争社会であるから仕方がないとは言えるかもしれませんが、今の時代では、ひと昔前とは違い、ネットやSNSを利用して正直に伝えることができるのでは?という思いで、できる限り、無駄なコストをかけないように考え、真面目な家づくりを伝えることも、サポートすることもできるはず・・・
そんな思いから、当時大阪ガスグループ内の子会社から“ハウスネットの家づくりサポート”を2002年4月から試行的にスタートさせました。
ですから、このハウスネットのミッション(使命)は『プロ主導ではなく、消費者である建て主にとって最適な家づくりができる環境づくりをお手伝いし、無駄のない経済的で楽しい家づくりをサポートし、業界の変革にも貢献して、新しい家づくりと安心した不動産購入ができるサービスを供給します』となりますが、おかげさまでハウスネットは、これまでメールで延べ7000名を超える方、直接のご相談は300組以上の方から家づくりのご相談がありましたが、まだまだ知らない方は全国に沢山おられます。
家づくりに関して、あらゆる可能性や方法も検討しないで、まだまだプロ主導の家づくりがされているとわかっていながら、ただ指をくわえて見ているわけにもいきませんので、そこでまだハウスネットにご相談をされていない方を含めて、より多くの方々に対してのミッション(使命)を果たすべく、小冊子やこのホームページやブログを書くことにしました。
さて、適正な家づくりと安心できる不動産売買をどうすればいいものなのか?
批判や文句、愚痴なら誰でも言えます。程度の悪いネットの世界でもそんなことは、探せばたくさん蔓延っています。でも、言いっぱなしは、プロではありません。皆さんは、そんなことを知りたいから、聞きたいから検索したり、読んでいるわけでもありません。情報があふれていて、結局は、なにがよくて何が悪いのかわからないから色々と模索されている・・・のですよね!
であれば、どうすれば家づくりは成功するのか?そのことについて、このホームページなどでできるだけ沢山ご説明していきますので、時間の許す限り読んでいただき、あなただけは、間違った家づくり&不動産売買をしないでほしいと願います。