参加するプロについて
中小の工務店の資本金が仮に1000万としても、消費者の立場から見れば立派ですが、ハウスメーカーの資本金で例えば、中堅のミサワホームで118億、大手の積水ハウスともなれば、2025億(2018年8月現在)となっているので、1億で10倍なので20250倍という事になります。
それでは、その中堅や大手の家づくりは中小零細の工務店の家づくりに対して性能や仕様、サービスなどは、1千倍や2万倍を超えるほど違うのでしょうか?
・・・違うはずないですよね。
仕様や性能などは意識さえすれば、ほとんど同じかと思います。つまり、家づくりとなれば、大手相手に性能仕様、サービスで勝つこともできるのです。
では、ここでご質問します。例えば、コマーシャルでも流れている大手ハウスメーカーと聞いたこともない工務店が、どちらも提案する新築工事が、偶然にも間取り・性能・仕様が同じで価格も同じであれば、皆さんはどちらを選ばれるでしょうか?
この場合、あたりまえであるかのように大手ハウスメーカーを選ばれるかと思います。同じプラン・仕様・性能・価格であっても、ブランド、カタログ、営業マンの存在、安心感などを考えるとよく知らない小さな工務店がそんな大手に勝てるはずなどありませんが、住宅業界の事をよく知らないコンサルは、高い価格で売ることを他業界と同じように推奨されていますが、住宅業界で通用しないマーケティングの手法となります。
ただし、誤解してはいけないことが『同じもの』を『同じ価格』で売ったらで・・・あります。その大手と戦うためには、サービスや対応力や提案力、性能、仕様、そして価格の価値観で差をつけなければいけません。
その差をつける方法が、〝同品質で低価格〟か〝同価格で高品質〟であるかのどちらかと言えます。
〝同価格で高品質〟の場合は、大手と同価格であるのでその違いをしっかり伝えない限り大変売りにくくはなるのですが、品質や性能などで差をつけることに心掛けるだけで多く売る必要はなくなります。
一方で〝同品質で低価格〟は売りやすくなるのですが、付加価値も加えて〝同価格で高品質〟よりも多く売らなければいけなくなりますが、いずれにせよ大手との違いを明確にして伝えない限り、選ぶ理由がないので、中小零細の会社を選んでくれることはありませんが、逆に言えば、性能や仕様、サービスなどその対応の違いで消費者の気持ちは簡単に変わるものです。
これは、飲食店で考えればわかりやすいですが、どれだけ口コミサイトやチラシを配布したり、フリーペーパーで割引券があっても、不衛生だったり、サービスや対応も悪く、料理が美味しくなければ2度と行くことはありません。それどころか、そうなれば、今の時代口コミで書かれるわ、どれだけ宣伝しても、人は来ないのでお店は潰れてしまいますが、家づくりも同じで基本は〝価値のある家づくり〟をお届けすることでSNSなどで評判となり、口コミが広がり宣伝をしてくれるのです。
だから、中小零細といわれる工務店ほど〝同品質で低価格〟若しくは〝同価格で高品質〟の家づくりをしっかりと意識して目指してほしいものです。
そんな工務店のサービスを考えると引き渡した後に一切訪問しないことなど一番やってはいけない事であり
- メンテナンスはきっちりとおこなう
- 笑顔でサービスを提供する
- 素早く対応する
- わかりやすく説明する
- 満足度を上げることを常に考える
ということなどをあたりまえのようにできる工務店を1社でも多く集めて、大手よりも良いサービスがご提供できるように家づくり革命プロジェクトとして頑張って精進致します。