“土地や家を買う”ということ

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家は買った方が得なのか?それとも、今のまま借りていた方が得なのか?家を“物件”又は“商品”として売っている方、例えば、新築マンションの販売員や建売の不動産屋や分譲販売しているハウスメーカーの営業マンに尋ねると、もちろん皆さんが口をそろえて言われます。

『今が買い時ですので、買う方がお得ですよ!』 

さて、本当に家を持つ方が〝お得〟といえるのでしょうか?

というのは、確かに資産として考えて、高度成長期時代に買っておけば、例えば坪20万ぐらいの土地が、今では3倍や5倍、それ以上になっているかもしれませんが、ご存じの通りバブル以降は、多少上がったり下がったりの繰り返し…ミニバブルと言われても長続きしませんし、特殊な場所によりますし、空き家問題が付きまといますので、半値になったり、人口減少により給料も下がったり、リストラにあったり、会社も倒産したりで、金利が上がってその高額なローンが払えず、自己破産したりする方もいますリスクは伴うものです。

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だから、誰かれ今の時代では簡単には、不動産を買った方が得であるとは言えないですし、安易に『賃貸ではなく、今絶対に家を買うべきだ!建てるべきである!』なんてことは言えないものです。

もちろん私は、家を販売したり、売り込む事が仕事ではないので、皆さんに無理やり無計画に、しかも銀行から借りれるだけ借りてもらって、その融資される借入額いっぱいにローンを組んでもらって、多少の無理をさせてまで家を買ったり、建てさせることなどを頭ごなしに推奨するつもりはありません。できれば、まず家づくりとライフマネープランをしっかり計画されて、無茶・無理をしない家づくりを推奨したいと考えております。

例えば、どこのご家族でも35坪以上とかが必要ではなくて、家が小さくても、そこに住むご家族が楽しくて納得できて満足できればいい!という発想をしてほしいと願っています。

子供の部屋は、6帖はほしい! 

LDKは、とにかく大きく! 

システムバスも、1坪より大きく!

広いバルコニー! 

できれば、屋上があれば理想です!!  

これら全てを満たされなければ、満足できる〝いい家〟ができないのでしょうか?そのご家族は、幸せになれないのでしょうか?・・・そんなことはないですよね。

しかし現実は、平均的な家族数が減っていっているのに、家の床面積は増え続けていますが、例えば3人家族なら、子供の勉強する場所と書斎などは一緒にする方が、ご家族の生活のスタイルにあっているかもしれませんし、将来、子供が別世帯を持った時にその方が使い勝手がよくなったりするかもしれません。


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リビングもそうです。将来も本当にソファに座りつづけるというのであればいいのですが、気が付けば、床に座ってソファにもたれているぐらいなら、ソファのスペースとして広く必要になるリビングは、そんなに広くなくてもいいということになります。それよりも、客間に変身する和室の方が有効に使えるかもしれません。

各部屋が広すぎたら、光熱費などの維持費もかかります。年にほんの数回のために屋上でバーベキューするより、小さい家を建てて、土地の空いたスペースを利用して、ご近所の方を招いてバーベキューできます。普段は、家族がゆったりくつろぐ空間となります。大きな子供部屋があっても、先ほど申したように将来子供が別世帯となり出ていくのであれば、誰も住まない物置の部屋になったりします。

家のローンに払う工事費用を無理することで、年数回の楽しい家族旅行をやめたり、減らすようなことはしないでほしいと思います。家族が楽しみにしている外食なんかも・・・。あなたも好きな愛車で、子供が喜ぶその車を手放さないでほしいですし、服などを買うのも、支払いのために我慢などしないでください。でも、本当に交通網が発達している都会で暮らす場合に車が必要か?カーシェアでもいいのでは?もよく考えてほしいものです。このような我慢は、全てあなたのご家族が、マネープランをしっかり考えないで薦めるプロの言われるままに無理をした住宅ローンの支払いのためです。

どうかあなたのご家族は、家を購入しても、これまでと同じように好きな服をきて、車で外食や家族旅行をこれまでのように続けることができるような無理のない家づくりを是非続けてほしいと願っております。そういう意味でも、無茶をしないで、無駄・無理をなくして、今可能な範囲で家の購入や楽しい家づくり計画をしてほしいです。

いかがですか?これから住宅購入や家づくりをお考えの人は、これらのことをしっかりと意識または認識した上で、様々なことをクリアしながら、納得しながら、少しづつ確実に進めていかなければなりませんが、ここからは、これを読み続けている真面目な皆さまが、これらのことをご理解されたとして、仮に〝家を買う〟という選択をした場合を想定し進めてみましょう。その家を買う〟ときは、次のような流れとなります。

  1. 情報を集める
  2. 資金の計画を立てる
  3. 地域を絞る
  4. 物件を選ぶ
  5. 現地を見学する
  6. 選んだ家について調べる
  7. 契約をする

では ここから順を追って簡単にご説明していきます。  

 1.情報収集する

情報収集としては、土地や中古住宅やマンションの場合は不動産会社をはじめ、インターネットや雑誌、チラシや電車の広告からの収集となるでしょう。例えば、大阪市内で予算が低い価格だけで判断すると、中古住宅等の場合、テラスハウス(長屋で4戸1等)であったり、土地だけで探せば、建築条件を含む建売以外は希望地ではなかなか見当たらず、希望地ではなかったりするかもでしょうが、初期の段階では、どのような情報が、どんな感じで発信されたり、掲載されているのかの感覚をつかんだり、希望する土地の相場を知ったりするだけでいいでしょう。

またこの段階では、広告内容にどんなことが書かれているのかを頑張って理解するようにしてみましょう。それだけで、あなたは、いい加減な広告に惑わされなくて済みます。

2.資金計画を立てましょう


冒頭でも申し上げている通り、家族のあらゆる楽しみを犠牲にしてまで、家を買うことが家族の幸せにつながるとは言えません。マンションであれ(毎月積立)、戸建てであれ、メンテナンスのために、高額な費用が必要であったり、エネルギー効率が悪い家での生活していく上で快適でもなく、なにかと不安になるほどの家を購入しても、きっと後悔されるでしょう。

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それらの諸問題について家族で意見交換してから、いくらぐらいの予算でできるのか、あなたのご家族らしい家づくりの資金計画を組みましょう。何も調べもしないまま、いきなり営業マンに尋ねるようなことは絶対にしないで、ある程度自分で計画を組んでみましょう。

幸い今の時代、インターネット上で手っ取り早く、簡単にある程度の情報は、知ることができます。子供さんがおられる方は、先々の教育費なども考慮された上でマネープランを組んでほしいです。もちろん毎年の家族の楽しみのための費用も忘れずに! 

3.地域を絞る

地域を探す際には、漠然と探さないである程度の希望の地域を絞り込まれたほうが物件が見つかる近道になります。今住んでいる近辺を希望するのか、実家の近くなのか?特にお子さんがおられるのであれば、校区など気にしなければいけません。もちろん環境もありますので、一度行ってみて、必ず歩いてみたりするようにしてください。時間帯によっては、騒音やどこかからの悪臭があったりすることもありますので、体感しなければわからないこともありますので、できるだけ、明るい時と夜も見に行くようにしてください。それもポイントです。  

4.物件を選ぶ・現地を見学する

既に建っている物件、例えば建売などの場合は、くれぐれもよく見たり調べるようにしてください。もちろん設備や内装など見えている部分だけを判断するのではなくて、見えない部分(基礎や構造断熱など)の工事中の写真なども見せてもらうようにしましょう。

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あと、確認申請通りの建物であるのか、その検査済み証はあるのか?第3者保証機関がどの程度チェックしてくれたのかなど地盤を含めた保証に関しても必ず確認するように心がけてください。購入する価格の事を考えれば家を買うということに関して、それぐらい慎重になってもいいと思います。

デザインなども確かに重要なのですが、価格の割にデザイン性だけを強調している場合は、雨仕舞が悪く、雨漏れになる要因も高いというリスクも考慮してください。部屋の間取りなどに関しては、家具などを置いた状態の空間をできるだけ想像してください。あとお隣が更地の場合は、お隣が建った状態を含めて、日差しなども確認することをおススメします。

5.選んだ家について調べる

その家を販売している不動産会社や建てた工務店がどのような会社であるのかをできるだけ調べてみましょう。不適切なチラシを作ったり、欠陥住宅を販売していないか・・・できれば、会社に訪問するようにしましょう。きっとあなたなら、その会社の雰囲気である程度わかるかもしれません。理想は、その建てている工務店が今工事中の現場などを見に行きましょう。職人さんの態度や工事現場の状況を見てもある程度のレベルは、わかると思います。

その会社が、これまで分譲された家に住まれている方に直接聞いてみると、アフターメンテなどについて、とてもいい意見が聞けると思います。もちろんこれらは、できる限り営業マン抜きでするようにしてくださいね。

6.契約する

これまでのことをチェックして、あなたは、気にいったのであれば、土地や家の購入となります。家づくりに関して、どれだけ真面目に取り組んでいる会社なのかも、確認されたので、きっと大丈夫だと思います。

中古住宅であれば、ある程度仕方がないと思える部分も、特に新築の場合は、許せないこともありますので、建売を買う場合は、必ず構造体や基礎の配筋、地盤調査、断熱材など見えない部分も確認して、それぞれの保証に関しての説明も聞いた上でご契約をしてください。 

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“家を買う”ということだけでも、本来はそれなりに調査しなければならないこともある程度理解できたかと思います。あなただけは、くれぐれもヤスモノ買いの銭失いにだけはならないで欲しいと願っております。ハウスネットは、あなたにいい不動産(土地や建物)に出会えることを願いながら、土地・不動産探しからのサポートをしております。詳しくは こちらをご覧ください。

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