全ハウスメーカーでも満足できないプラン(豊中市/Tさん)
夢を語ってもプランには全く反映されない
和歌山市内に住まれ、豊中市内にあるご主人の実家を建て替えるTさん。全ハウスメーカーにご相談されてもどうやら要望が通らず、プランも思い通りにならないご様子です。
小さい時に育った住まいの環境というのは大事にしたいものです。私も小さい時に母親の田舎に行っては、川沿いにある縁側で寝そべったり、遊んでいた時が一番居心地がよく、そこから見える大きな山の景色は、今でも忘れることありません。ですから未だに家にそんな縁側がほしいと願っています。
今回ご相談があったTさんの奥さんもそう。小さい時に回遊できた和室がどうしても住む家につくりたくて、住宅展示場に行き、工法問わず全ハウスメーカーと家づくりの相談をされましたが、否定されたり、家が小さくなったり、高額になったり・・・結局は、予算と平面プラン・建物にイメージを満たしてくれるメーカーとは出会えなかったご様子です。
そんな折、ネットで見つけたハウスネットへ、仕組みも何もご理解されていない状態でご相談されてきました。
ハウスネット家づくりサポート事務局では、現在の状況と要望などをお聞きし、まずは現状の問題を解決する意味で、平面プランの考えを整理する意味でも、まずは設計コンペをおこなってみました。
ところが、お客さまの要望・希望を伝えたにもかかわらず、ほぼ無視される方も多く、それでもまだ理想のプランに出会えず、同時に商談中の鉄骨系のハウスメーカーの営業トークにより木造そのものに疑問を感じられていたので、気分転換にとある工法の現場勉強会にご参加されました。
その見学会を開催していた工務店をご訪問して、当時の女性設計士の方とフィーリングがあい、意気投合され、とんとん拍子で理想のプランは完成して、家づくりがはじまり、要望も仕様も更にはご予算的にも全ての面で大変満足され、素晴らしい出来栄えの家が完成しました。
このTさんの家づくりの経緯でのポイントは、ご予算に応じた適正な相手と商談をする点と木造で建てたい場合は木造の会社とハナシをする事です。他工法の方は、当然ながら、木造を危険視したり否定する情報を伝える事も仕事の一つとなっていますのでそういう方に工法のハナシは聞かない事です。
ここまでできるために産みの苦しみはありましたが、弊社スタッフも〝こんな家が欲しいなぁ〜〟とまた実感した家です。
それにしてもいつも感じるのが、いい空気をもったご夫婦やご家族の方は、やはりいい家づくりができます。
あとは、プロとの “いいご縁” だけですね。