これが今の家づくりの問題点
〜よくありがちな進め方
何気なくすすめている家づくりでも、大きくわけて2つの進め方があり、必ずどちらかに属することになります。ハウスネットでも最初の2年ほどは、現在よくある家づくり会社紹介業のようにお客さまのご要望をお聞きして、登録店の中から適正な依頼先を抜粋し、ご紹介するカタチのみだけでスタートしました。
当初は、それだけでも十分なサービスになると思っておりましたが、大阪市城東区で土地を買ってご新築されるご予定のお客さまが、ご紹介した工務店との商談がきっかけで、もうひとつのサポートサービスができました。
〝いい工務店や住宅会社をご紹介してもらったのですが、そのプランや見積もりなどの何がいいのか、どちらが悪いのかなどがわからないので、客観的なアドバイスをしてください!〟
そりゃそうです。誰もがはじめてするだろう家づくり。紹介されて目の前に依頼するかもしれない会社が現れても、その方々は、百戦錬磨の家づくりのプロであり、消費者であり発注者であり依頼主でもある建て主は、家づくりに関してプロでもないですので、プランの善し悪しや性能や品質の比較、専門用語が羅列された見積書の適正さ、しかも不親切なことにその書式も明細も各社それぞれが違うので、比較してもわからない内容となっています。
また仮に自分たちで見つけて、いくらどれだけ比較しても、話す相手は、プロと1対1の商談となります。これでは結局は、プロ主導の都合のいい家づくりになってしまいます。しかも、現在の家づくりの流れでは、いくらその会社の施工力や対応力、価格などに魅力があっても、たまたまプランが魅力なし!というだけで断ったりして、ご縁がなくなったりして、逆も然りで、プランだけがよくて、どれだけ施工力や対応力・価格力や会社の経営状態が悪くても依頼してしまうことも多くありましたが、これってとても〝もったいないご縁〟でもあり〝無駄なこと〟とも考えられるのです。
それとも、家づくりの全てにおいて走攻守と何でも優れているスーパースターのイチローのような会社を探しているのでしょうか?
契約後の先の善し悪しがわからないのに根拠なく、なんとなくこの会社がいいかな?という勘やプランや対応や愛想がいい営業窓口の人などで判断されてるなど安易な要素で大切な依頼先を決定しているのではないでしょうか?
確かに依頼者の立場であるお客さまの気持ちになれば、プランが悪いのに見積もりしてもらっても・・・という気持ちも理解できますが、そのプランの出来が悪い会社が、例えそれ以外の要素であるその先の施工力や対応力、価格力などがどれだけ優れていても、依頼する事を断念しなければなりません。
同時に問題となるのは、仮にある程度のプランで渋々進めたとしても、お客さまは、わからないなりに〝相見積もり〟をして比較いるつもりであっても、プランも性能も仕様も違うし、まして見積り書式も別途工事内容も違ったりするので、素人では比較しにくい状況となっています。
(※これについては、プロ側が意識して比較できないようにしているが正しいと言えます)
これらの問題点をみると間違いなく、今の家づくりの流れがおかしいと言えますが、では、どうすれば解決できるのでしょうか?
その解決方法は、これらの事をクリアしようと思えば、まずプランだけがスッキリしなかったり、ムダがないのか善し悪しなどもわからない場合は、そのプランを第三者がチェックしたり、経緯などや優先順位などを一緒に整理したり、いくつかのプランをひとつにまとめて作成すればいいのです。原則は、同じプランで各社から仕様や品質や価格をご提案をしていただき、その見積もり内容も比較検討できる環境さえあれば、可能となるのです。
もちろん、これまでの家づくりのようにお客さまが、自らみつけた工務店やハウスメーカーなどとハウスネットから紹介された優良登録店などと平行に進めて検討する!ことを希望される方も多くおられますが、その中のお客さまでも、プランや見積もりに関しても、アドバイスやチェックなどのサポートをしやすい環境と整備をしてほしい!そんな環境のもとに純粋な気持ちで家づくりを検討をしたい!と希望する方は、情報が氾濫している今の世の中なので今後はきっと増えていくように感じます。
つまり、これらの事などを整備していくと家づくりの二つの方法は
①依頼する予定の会社数社と並行に商談をしていく ②先にプランなどを固めて候補となる会社に見積もりを依頼する |
この二つの方法が見えてくると思いますが、これらは、冒頭でも申したように今の家づくりでも大きく分けると必ずどちらかに該当してくる方法です。
例えば、雑誌や住宅展示場で数社問い合わせして、いきなりはじまるよくある商談は①に該当し、建築家との家づくりは、②に該当します。でも、②のようにするためにハウスメーカーや工務店とプランを固める商談をどれだけはじめても、プランは同じにならず、工法も性能や品質などまでもが違うので、自分なりに相見積もりをしているつもりでも、同条件での比較ができていないのが現状です。
このようにハウスネットでは、お客さまの声をもとに家づくりに関するサポートとして、大きく二つの進め方のサポートをご用意しました。これらの進め方の希望は、お客さまが自由に選択していただいても、とりあえず①で進めてまとまらないから、②で進めるということでも、あなたのご家族が楽しい家づくりができるのであれば、どちらでもかまいません。
この家づくりは、なんらルールはなく、目的は、身の丈にあった適正価格で経済的ないい家づくりをしましょう!ということであり、それぞれの家づくりに関してのメリット・デメリットを簡単にまとめておきます。
商談方法 | ①候補数社と平行に商談をしていく | ②先にプランを固める |
依頼先例 | 工務店・住宅会社・ハウスメーカー | 建築家・プロデュース会社 |
懸念事項 | プランも仕様も性能もバラバラとなる可能性がある | プラン先行なので予算を無視される傾向がある |
問題解決 | 各社と調整しながら次第にあわせていく | 現実の見積もりに近いしっかりした予算組が必要 |
①建て主自ら数社で平行に商談を進める方法
【メリット】
・各社様々なプランを見ることができる
・各社の考え方も聞け、進め方をみることができる
・各社の空気感も早くからつかめる
【デメリット】
・まとまらない、まとめにくい
・わかりにくので最後は人柄だけで決める事が多い
・結局は、わからないまま決めることが多い
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ハウスネットのサポートでは
比較資料を作成します。
②プランを固めてから進める家づくり
【メリット】
・プランづくりに時間をかけることができる
・同じプランの比較なのでわかりやすい
【デメリット】
・工務店・ハウスメーカーは、嫌がります
・検討などに時間がかかりがち
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ハウスネットはサポートするので
しっかり比較ができます
さて ご理解していただけましたでしょうか?
今の家づくりは、複雑に見えますが、経験がなく、先が見えないからであり、実は、そんなにむずかしくはないのです。
さぁ 皆さんも
家づくりを楽しみましょう!