本当に適正と言える家づくりですか?
誰もが本格的な家づくりをすることは、はじめてかもしれませんが、小さい頃からこの家づくりに関しては、怖いという経験をされているものです。おそらく幼い時に一番最初に感じたのは、3匹のこぶたの童話です。3匹のこぶた達が、オオカミから身を守るために藁やレンガなどで家をつくるあのオハナシ。
また小さい時には、リカちゃんハウスや段ボールの箱や時には押入れなどに入り込んでテレビゲームなどがまだなかった私たちの時代では、家の前の道にチョークやロウセキ、ござ等を敷いて女の子ならままごとで子供ながらに家の間取りを書いて“ここは玄関”などと遊んだものですが、そんなことを思い出すだけで、誰もがワクワクや癒されたりします。
ところが大人になるにつれ毎週入るチラシや雑誌を眺めては、どうせ無理だろうけどこんな家なら住みたいなぁ〜と想像してみたり、最近では、建物探訪やリフォーム番組などを見ては、その魅力に取りつかれたり、時には批判してみたり・・・と皆さんもそんな経験や記憶があるかと思います。
でも 少しお待ちください。
本当に叶わぬ夢で無理なのでしょうか?
確かに建築価格が〝億〟もする住宅展示場に建つモデルハウスや芸能人などの豪邸などは、現実的ではないと言えます。しかもこれらは、車でいえば、ベンツなどの高級車。でも、あなたが住む街中の車が全てベンツが走っているわけではありません。それぞれのご家族に希望にあった車を買っていたり、最近ではカーシェアリングで車そのものを持たなかったりしますが、これ実は “家” も同じなのです。
家づくりをしようかな?と考え始めた時に何の準備もしないでさほど心構えもなく、いきなりモデルハウスなどに見学に行かれて、大きなギャップを感じたり、自分のご家族の将来のライフプランを含めたご予算などの計画などもしっかりと検討しないで、売る側のセールストークで言われるまま無理をして組まれて住宅ローンでの家づくりを進めることになるから、あなたの家づくりに関して、ほぼ衝動買いとなり、色々な金銭感覚や相場観、はたまた将来の家族設計までもがずれたりします。
仮にあなたのご家族も、それでも予算もプランも仕様も希望した家を建てればよいのですが、残念ながら今の家づくりでは、色々な事をバランスよく考えている人ほどそんな家づくりでは、満足や納得がいかなくて、特にプロ側が用意した企画住宅や建て売りなどの場合は、決められた住宅業界側のご都合のいいルールがあるので、結果的に住宅をあなたにあったカタチにするのではなく、あなたが、家(または家づくりのルール)にあわせる事になってしまいます。
この住宅業界では、どこの会社のホームページを見ても、〝人生で最も高い買い物であり、一生に1回の買い物〟と言いながらも、気がつけば、プロ側(売る側)が主導権を常に握り、日々のルーティングからか簡略化して淡白に対応していて、大切なこの家づくりの計画である部分にしっかりと時間をかけなければいけないものなのです。
しかしながら、消費者側も高い買い物であるにもかかわらず、全く計画性のない家づくりをされたり、売り手側の都合でこの大切な部分を端折られたりするので、最終的には、不平不満の多い、満足できない家づくりとなるケースが多いのが現状のようでこのような家づくりのため、どこの会社にご依頼されても、プロとのギャップが埋められない仕組みのまま進める事になり、消費者にとってのわが家づくりなのに、プロ側の都合による家づくりが繰り返されています。
今の家づくりの根本的な問題点を解決するために・・・
街のあちこちで、カタログやホームページ、雑誌やテレビで見かける “作品” のようなデザイン性の高い住宅とかけ離れているものが多く建てられていますが、その違いは一体なんでしょうか?
価格の差だけ?
もちろん、誰しも高い商材を採用すれば、住宅価格も高くなるという理屈はわかるかと思いますが、プランやデザインがいいから価格が高くなる!という理屈とはいえません。また、高い費用を出さなければ、本当にプランやデザインの良い家が無理であるともいえないものです。
現在の家づくりでは、ご存じのようにプランの作成段階でハウスメーカーの場合では、ベテランであれ新人であれ、多くはその住宅営業マンが対応するケースが多くあったり、工務店などの場合は、経営者であったり社内のいずれかの担当者であったりで、残念ながら今の家づくりでは、実はこのプランづくりの段階で不満を持つ人がとっても多いという現状があります。
・自由設計といいながらあれこれできない
・素人から見てもわかるほど使い勝手の悪いプラン
・方位や風・光のことなど何にも考えられていない
・指摘したことが伝わらない 指摘したまま書いてくるだけでプロとしての提案が全くない
・あまりプランニングに時間をかけたくないようだ
・選択肢がなさすぎる ・・・などなど
一方、プロ側の例えばある工務店などの場合、施工という事に関して経営者は、それなりの自信を持っている会社はとても多いのですが、設計や営業となると途端に実経験者が少なく、最近では、プランニングだけを外注の設計事務所に依頼する会社も増えています。
これらは、あたりまえのことで、工務店の経営者には、大工出身や現場経験者が多く、基本的にプランニングをしっかりと勉強、経験された方が少なく、特にその会社がゼネコンであったり、ハウスメーカーの協力業者などであれば、設計事務所など既にプランができている状態で仕事の依頼が来るので、施工のプロとして協力しご活躍をされている会社も多いものです。
一方でハウスメーカーなどでは、時には新卒の営業担当者が、社内で簡単なカリキュラムで学んだ程度で、中堅やベテランに混ざって、それらの営業担当者が作成したプランを、どうも動線が悪かったり、デザインも悪かったりする事が多いのですが、これらを高額な住宅価格で販売している事が今の家づくりの問題点となりますが、この流れでとても大切な事ができていないことが見えてきます。
これらの現在の家づくりの明らかな問題点を改善して、より無駄を省き、経済的にすすめて消費者の利益を考え、設計と施工のそれぞれのプロの選択肢してメリットを生かし、第3者的な立場で住宅相談をうけ、都度適正なアドバイス&サポートするのが、この正直な家づくりプロジェクトです。
“衣” があなたらしいなら
“住” もあなたらしく・・・
誰しも家を建てるが、プランやデザインがどうでもいいわけではない。とことん価格を含めて、納得できる家づくりをしたい!さらにムダな経費がかかる建築家プロデュース会社にも頼みたくないし、身の丈にあった性能や仕様でプランやデザインも配慮されている適正価格の家づくりをしたい・・・
そんなあたりまえのことを望む依頼者は、これまでの家づくりの場合、歯がゆさもあり、理不尽にすら感じ、悩みは尽きないものでした。
工務店に頼むとプランが満足できない・・・
建築家に頼むと予算が足らない上に作品に・・・
ハウスメーカーの価格は身の丈にあわない・・・
なら、どうすればいいのか・・・
これらのことから、“プランもデザインも、いい家づくりを建てたいが、それをするためには、建築費用はきっと高くなる!” と思われている方は多いもので、この〝でも〟や〝何で?〟を解決できるのが、この価格が見える+身の丈ハウスプロジェクトとなっております。
では、参考までにとても極端な例をご案内したしますが、あなたが仮に3社と商談をして提案されてきた時、どの会社を選ばれますか?
A社:対応は〇 プランも〇
B社:対応は◎ プランは△
C社:対応は△ プランは
つまり、対応がそこそこよくて、プランが良いというだけでA社を選び契約になります。また、これに関して決して鈍感ではないプロ側が既に気づいていますので、こうなるように商談をしている傾向もよくあります。
“え!? これで何が悪いの?”と感じたあなたは、とても純粋で素直な方だと思いますが、このようなケースに遭遇した場合、こんな事も考えたりしませんか?
『私たちがこれからずっと住む家だから、A社の気にいったプランで、B社にも見積もりしてもらいたい。しかも、できるだけ同じ仕様やプランでなければ、そもそもこのA社だけだとその工事費用が妥当(高いか安いか)であるかなんて全くわからない・・・』
そうです!
この購入する際のあたりまえのような事が簡単にできないのも今の家づくりの問題点と言えるのです。しかも、よく考えてみると皆さんが判断するこの基準である〝いい会社〟という事がとても曖昧。
パートナーを選択する、つまり契約先を選ぶこの段階では、大切なはずの価格や施工力などハードの部分が無視されていて、プランとそれなりの対応のソフトな部分だけで依頼会社を決めることになっていて、特にこれらの流れは、ハウスメーカーとの家づくりでよく判断されて進めらていることと言えます。
だから住宅会社を選ぶ理由のトップが“いい営業マン”だったりするのです。しかも、同性能、同仕様であり、品質や諸条件などで比較検討できないので、住宅価格は、プロから提示される価格の言い値となりがちでそれを信じるしかないのも現状となっています。
いかがですか?
現在の家づくりの問題点に気づかれましたか?
家づくりをはじめる前であれば、冷静にわかることも、実際にはじめると、このとても大切な部分を忘れて、知らない間にプロ主導の家づくりの流れに乗っかってしまいます。もっとわかりやすく表にしてみれば、プランがいいだけでその会社の全てがいいわけではないのですが、今の家づくりはプランと営業マンの印象が良ければ、どれだけその他が悪くても、その会社(下の表ではA社)と契約する可能性が高くなっています。
| プラン | 価格力 | 施工力 | 対応力 | 会社力 |
A社 | ○ | × | × | × | × |
B社 | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
上の表以外で〝営業力〟がありますが、そもそも家づくりは売り込むものではないと考えると、その要素はここでは外しますが、先ほど言いましたように残念ながら、ハウスメーカーで建てる方のほとんどは、この“営業力”だけで決めている方が多くを占めておりますが、このように並べてみるとおそらくほとんどの方は、プランさえ何とかスッキリさせて、B社を選びたい!と思うことでしょう。
しかしながら、例えば、ハウスメーカーの場合は、プランなどは担当になった営業担当者が新卒であってもプランを作成したり、工務店の場合は、設計力が乏しい経営者、もしくは多少経験のある方やブレーンとしての設計事務所に依頼したりして、何とかあなたから選ばれるようにプランづくりを繰り返し提案されています。
その結果、その〝熱心さ〟や〝人間関係〟により、冒頭のような“こちらが言った通りに書いてくるだけ”などの不満を持ちながらも、ほぼ仕方なく〝あきらめ〟て依頼してその提案プランだけで依頼する会社を決めてしまうことになります。
極論すれば、その会社が上の表のようにA社のような可能性を秘めていても、建て主である依頼者からすれば、その判断する材料がなさ過ぎて、プラン(と人柄)だけでA社を選ぶことになったりして、その結果、思っていた程の施工や対応でなかったとしてそれが不平不満につながったりするものです。
同時にこれまでの家づくりの問題点は、経験もなくわからない消費者にとって、設計者は選べても、施工する工務店は選べないというケースや建築家との家づくりのように工務店は選べても、設計者は選べないという“リスク”のある家づくりとなっていて、それが高額に繋がり、しかも建築家とすすめる場合は、建物本体工事費とは別にその10−15%の設計監理費が別に必要となり、コストの点についても更に大きなリスクとなります。
だから、建築家との家づくりは、どれだけ著名であっても無名でも、同じような比率で費用が設定されていて、かつ、実際に依頼してみないと要望が合致しているのか?と彼らのプランニングセンスもわからないところもあり、依頼する側にすれば〝いい家ができるかもしれないけど、希望でないかもしれないので素直に進めることができない〟となり二の足を踏むことになります。
しかも建築家と建てる以外の場合は、ハウスメーカーや工務店がプランニングをしても、工事を進めるための図面(設計図書)や確認申請を出すためにそれらの会社の取引先でもある設計事務所などに依頼する際にその費用というのは、見積もり明細にしっかりと計上されているのも実態なのです。
つまり、家づくりにおいて設計などのプランニングと施工をする会社(工務店・住宅会社)などをそれぞれしっかり適正するように考え進めていきましょう!というハウスネットの基本的な思想であり、更にこの最大の特長は、〝選んだ設計のプロ〟+〝選んだ施工のプロ〟と建てる価格が見える+身の丈にあった正直な家づくりとなっております。
確かなデザイン力、設計力や若い感性などを持つたくさんの登録建築家や工務店・住宅会社を含め、住宅業界の中から選ばれたプロたちが提案するプランや見積もりなどの資料も依頼者の代わりにチェックして、お客さまの楽しく快適な家づくりができるようにアドバイスやサポートをしながら、性能や設備機器も確認しながらプレゼンテーションが展開されます。
つまり、依頼者が希望する経済的でデザイン性のある家づくりができるように設計者と施工会社などと出会える場としてご提供しております。
事務局であるハウスネットサポート事務局では、建築家を含める設計者の選択は、提案のみによる選択や推薦だけでなく、他の建築家を紹介する仕組みなどにも一緒に訪問してパートナー探しをしたり、指名したり、時には設計コンペ(※基本的にコストを無視して、提案だけを競うことになり、住宅ではバランスが崩れるので推奨しておりません。必要と見た時に条件付けで実施します)という方法もおこなったり、最近実に多くあるケースで依頼者と一緒に構造をチェックしながらプランニングするサポートをしたりするなど住まい手の希望する家づくりとご予算にあわせた柔軟な提案をおこなっております。
同時に大切な要素となるコストに関しても、事務局で見積作成をするケースもあり、そのコスト管理やアドバイスやプロへの指示などもおこないますので、消費者目線でチェックして安心して進めることのできる仕組みとなっています。
何もわからない消費者の皆さんが、より安全な設計と安心できる施工のそれぞれのプロも選んでプロジェクトを組んで取り組む家づくり。それが消費者の利益となることを第一に考える役割である第3者のナビゲーター(スタッフ)がアドバイスなどサポートする理想の家づくり。これが今の家づくりの問題点をクリアするベストな方法であると感じております。
もちろん!建築家をご紹介できますし、ラフプランだけ気軽に頼める様々なカタチの家づくりも柔軟にご用意しております。