【003】何からはじめる?雑誌で会社を探す?
◆依頼先を雑誌で会社を探す
本屋さんに行けば、建築の事例が掲載された雑誌が発売されていますが、その本の価格に関しては、皆さんからすれば、それこそ建築専門誌となれば、その値段が結構高いと感じると思います。
そこでその雑誌の価格のカラクリを書きましょう!
理屈で考えれば、すぐにわかることでありますので、そんなにむずかしいものではありません。要するに雑誌をつくる費用は、どこから捻出しているのかであります。
とかく、その費用が高い雑誌と感じる住宅や建築の専門誌などは、掲載されている会社や事例などは、本来の〝取材〟であるので、取材を受ける側は、無料で掲載されることが多いもので、よって、雑誌への掲載は取材である!という感覚があたりまえであり、これまでの常識といえるのです。
しかし、小説をはじめとするこの紙媒体が売れない時代ですから、住宅に関する雑誌でも毎月発行されていたものが、隔月になったりして、ネットが普及したことで誰でも容易に情報を集めやすくなったので昔より雑誌が売れなくなったので雑誌が減っています。
最近では、皆さんが簡単に手にする雑誌などが安い価格であったり、駅周辺では、フリーペーパーなどを容易に手にする事ができますが、これらは、なぜ無料で配布できるのかが重要であり、その雑誌に掲載されている沢山の企業が大きな額を出資するような仕組みの雑誌媒体であるから、無料であったり低価格でご提供できるのであります。
その事例のひとつは、某大手出版社から発行されている●●で家を建てる、リフォームする、注文住宅などの雑誌に関しては、よく見れば、会社によって、掲載されるページ数が違っていたりしますが、これがまさしく、掲載費用が違っていて、1ページ掲載するのに60万〜70万前後、その他は100万以上かかるケースもあったりして、巻末についている資料請求のはがきだけで10万円以上したりしますので、これらは、雑誌だから記事のように見せているのですが、つまり〝立派な宣伝広告〟であり、皆さんが手にしやすい価格になればなるほど、掲載されている会社が莫大な費用をかけている理屈であり、これらの理屈は、皆さんが街や駅で手にするフリーペーパーも掲載されているお店が費用を負担しているので、それを手にして見ることができる皆さんには無料で提供されるという手法になっていますから、つまり、出版する側にすれば、掲載する会社の数を集めれば集めるほど黒字となる事業であるわけです。
これらについて裏を返せば、皆さんが意識の下で感じている〝雑誌に掲載されているから安心できる会社である〟という心理とは反していて、雑誌を発行する側とすれば、黒字事業にするためには、どれだけ数を集めて掲載費用を集めるか・・・これだけで雑誌媒体が成功するかしないかになりますので、つまり、この手の雑誌は、広告であるから、掲載する会社に関しての審査が甘いですし、仮に取材で掲載されているからと言って安全であるとは言えないのです。
もちろん皆さんがその本を買われる費用も売上となり、次号への繋がりになっていきます。
ですので、皆さんが安易に雑誌に掲載されているから安心である!という感覚で会社を選択しているのであれば、残念ながら、その部分の問題は、クリアされていないということも気づいてほしいものです。皆さんが安価で手にしやすい雑誌は、敷居が低い住宅展示場と同じで、それが一冊の本となって皆さんが喜ぶような活字で宣伝や売り込みがされているだけなのです。
掲載している会社とすれば、わざわざ自社がデメリットになるようなことも書きませんし、あなたが安易な気持ちで資料請求すれば、あなたに適正であるかどうかも関係なく、住宅展示場と同じように、売り込みや押し売り的に営業活動がされますので、それなりの覚悟の上で資料請求をするようしてください。
つまり、雑誌に関してもほとんどのケースで〝単なる宣伝〟という点が強く、手法が違うだけで、家づくりにおいては何の問題も解決されていないといえるのです。
具体的な家づくりについてのご相談は・・・