第2の疑問 よい不動産を安く手に入れるためにはどうすればよい?
手頃でいい中古住宅、お買い得な中古マンション、良い土地を安く手にするようなことは、現実としてありえるのでしょうか?という点について整理して考えてみましょう!
まずそのあなたが、不動産情報を手に入れる方法として、大きく分けると3つあります。
1)自分でネットなどで探す
2)ハウスメーカーなどの家づくり会社に依頼〔提携先紹介〕
3)不動産会社に依頼
実は、この3つの方法しかないのです。
その中でまず(1)の自分で探す場合の行動は、きっとこういう経緯となるでしょう。

住宅情報誌やチラシ、インターネットなどで希望する条件で情報を集め、自分の足で歩いて、こまめにチェックしたいと思ったところに問い合わせをしてみます。
でも、その欲しいと思ったところは、必ずといっていいほど売れていたり、仮に売られていても、売れ残りか、建築条件付か、価格が高すぎるか?と感じることが多いかと思います。
では、その他の(2)や(3)のようにプロに任せる場合は、どうでしょうか?もし、あなたが土地から探している場合、不動産会社かハウスメーカーなどの住宅会社、どちらに頼むでしょうか?
これに関しては、実はあなたが少しでも多くの情報を集めたい!知りたい!・・・と思っているのであれば、できればどちらにも声を掛けておくことを考えてもいいかもしれません。
その不動産会社が、分譲会社であれば、土地を地主から買ったり、それを造成したり、更地にして土地を分譲として販売したりしているかもしれません。その場合であっても、よい土地、人気のある土地、南側道路の角地などは少し高くてもすぐに売れる傾向があります。
それは、売り出す前に情報を流し、広告する前にお客さんが早くからついたりします。分譲会社は、もちろん売れ残りを嫌うので少しでも早く、できるだけ高く売りたがりますので、その心理が働くから開発がはじまると場合によっては、ハウスメーカーや工務店に情報を流したりして、皆さんが目にする広告の前にある家づくりをする会社が不動産会社に対して〝おいしい紹介料〟を払うことを約束して〝建築条件〟をつけたりすることもあるようです。最近は、工務店でもこのようにしている所もあるようです。
一方不動産会社は、土地を売買することがお仕事。土地は、いいものであっても悪いものであっても余ることがあっても永遠に出てきます。ましてこれからの時代は、不動産を持つことをステイタスと考えていた世代である団塊の世代の方々が次々に手放されますが、広告が出る物件は、比較的売り急ぎも多いのですが、売れ残りも非常に多く、空き家は増えるばかりですが、それとは逆に探している場所では、広告に出てからでは遅いのでは?と感じることになるでしょう。
ですので、見込みのあるお客さん(あなた)へ他の方々よりも少しでもよい情報を早く流したい。あなたに対してそう感じてくれる担当者が見つかれば、あなたとは相思相愛となりますので、できるだけよりよい土地情報のアンテナを広く持っておくべきと考える事ができるのではないでしょうか?
それらの事に関して、お金は一切掛かりません。あなたが頼んでおくか、おかないかの違いだけですが、しっかりと相場は知っておきましょう!
「○○小学校の近くの南道路つきの土地○坪がでたら教えてほしい!」などとお願いしておき、もちろんその希望地の相場をそれなりに知っておき、より具体的に進めていくためには、希望、北側道路つきの土地であれば、気に入ったハウスメーカーや工務店があればその担当者や信頼できる不動産会社や担当者を通じて交渉させるという方法なども考えてみてはいかがでしょうか?

しかし、これに関しては条件があります。その相手が家づくりをする会社を通じてとするのであれば、あなたのご家族がそのハウスメーカーやその工務店などが理想のパートナーであり、必ず“あなたの夢の家づくり”をしていただける会社であることが条件です。その会社は、あなたにとって、価格的にも仕様的にも理想的な家づくりができるところであれば、尚良しです。
ちなみにあなたの建物に関しては、土地探しで〝恩〟ができてしまった相手には、競争相手なき商談は、相場価格より高く買わされるという理屈になっていきますのでくれぐれもご注意ください。また、あなた嫌ったはずの建築条件付に自らしているということにもなりますので熟考を。
その他の方法には、こんなのもあります。
土地と建物をモデルハウスとして、例えば住宅会社に少しの間(約半年間)だけ提供したり、貸すことで工務店としても長期間を維持しなくてよいということになり、おそらく相手によっては、願ってもないハナシになるかもしれません。特にそれが住宅地なら、そのモデルハウスで使用されたカーテン・照明器具や空調機器までも安く譲ってくれるかもしれません。
なおくれぐれも繰り返しますが、これらの全ての前提は、あなたにとって理想の相手であり、いい家づくりをしてくれる相応しいパートナーであることが大前提のオハナシで、そうでないパートナーであれば、最悪の図式となりますのでくれぐれもご注意してください。でもよく考えれば、これも自ら建築条件付にしているケースといえます。
誰もが望む〝よい土地を安く手に入れるためには、どうすればよい?〟ということに関しては、残念ながら効果のある手段などはないと言えます。もし万が一見つかるとするならば、それは、きっと“単なる偶然”と言えます。
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