私の家ができるまで その4
今の支払いや家賃との比較
依頼する前の雑誌の広告やパンフレットやチラシなどの資料では、坪○○万円と書いているが、実際には、どれぐらいの費用がかかるものなのか?を調べなければなりません。
しかしその前に、まず自分たちが、支払える金額を踏まえ“予算組”をする必要があります。同時にこれからの家族の教育や保険の見直しを含め、ライフイベントなどによるマネープランをしなければなりません。
また、なにかと自己資金も用意しなければなりませんが、何とか無理にでも購入をさせようとする不動産会社が推奨する自己資金を含めた120%ローン可能などや建て替える人や土地を買って、注文住宅を建てることを計画している人は、頭金なしでなど、無鉄砲でムチャな計画はやめてほしいものです。
特に土地を買う場合は、仲介手数料や契約着工金や現在の家賃と平行に支払わなければなりませんし、引っ越し費用、ローンに関する諸経費や確認申請費や地鎮祭など色々と必要なものはあります。
その目安としては、最低2割とよく言われていますが、注文住宅を建てたい!と希望されるのであれば、それぐらいの計画性がなければ、厳しいようですが、建売や分譲マンションを買われるほうをオススメします。
ローンの期間を考えると金利負担は相当なものなので、できるだけ借りないほうがいいのです。
借りれる額より 返せる額
銀行にすれば、あなたにお金を貸す融資は立派な商品です。つまりあなたは、住宅とそのための住宅ローンという商品を買うのです。
しかも、その家づくりを売る側のプロにとって、あなたにできるだけ銀行から借りれるだけ借りていただいて、住宅資金としてローンを組んでほしいと願います。
要するに、銀行と家づくりをする会社は、相思相愛の関係なのでだから積極的に提携をするわけですが、ここで注意しなければならない事は、あなたは、何の疑いもせずに、何も調べずにその彼らにお任せコースをしてしまうとこれが、結果的に借りれる額いっぱいの高額になる家づくりの図式となり、基本的に個人審査でなにも問題がなければ、土地や建物に担保を入れるので、融資できる額いっぱいに借りることができる理屈になっていますが、その支払い負担率が無理がないかを考える必要があります。
これは、ご家族とのライフプランを考えた上で、日頃の楽しみである例えば、家族旅行や外食なども減らさないような家づくりの計画をしてほしいものです。
となると、やはり家を建てるから…ローンが借りれるからといって、融資額いっぱいの無茶な家づくりはしない!というのが原則となります。
ですので、くれぐれも住宅ローンは、あなたが借りれる額ではなく、あなたの家族が長期で返せる額で組みましょう!
信じない 騙されない広告の建築費用
チラシやホームページや雑誌などで書かれている坪単価や建築費用が、決してそれだけで家づくりができないということは、既に皆さんご理解されているかと思います。
皆さんは、できるだけ嘘偽りない本当の価格を知りたい!と思っていても、売る側であるプロは、できるだけ興味を持っていただくためにそのチラシや雑誌への掲載した坪単価を安く見せる努力、例えば、極端な例でいえば、都合よくオプション工事としたり、諸経費を別途としている場合もあり、建て主とプロとの価格の間隔にギャップが存在しています。
その表示されている見える価格は、その程度と割り切り、それ以外にどんな費用が必要なのかをしっかりと考えるようにしましょう。
その建築本体価格以外に道路からの水道やガス、電気などの引き込み、許可を得るために確認申請費や設計図書費用、家を解体する場合は、その解体費用なども必要か否か。工事中には、地鎮祭や上棟式の費用、家に暮らそうと思えば、照明器具もカーテンや空調機器なども必要となったりします。
引越しするための費用や家具や食器などや登記費用や住宅ローンの諸費用そして不動産取得税や固定資産税などの税金が必要となります。
これらの腹積もりをして、プロの売るがための営業トークだけに惑わされずに、しっかりと認識してライフプランを含め、ご計画するようにしてください!