私の家ができるまで その7
家のプランで無駄をなくすと土地も安く済む
土地は、カタチが良いほうがいいとかをあまり固定概念で考えない方がいいと思います。旗竿地でも上手に建てれば魅力ある建物を建てることができます。一方で擁壁が必要な土地は、コストがかかってしまいます。
他に多いのが、土地を買うならやっぱり南向き!など希望される方も多いもので、だから不動産会社もこれらを希望される方が多いから、他の道路条件とは違って価格を高く設定していたりしますが、それよりも土地は、図面上の方位がどうあれ、まわりの立地条件や環境が大きく左右されます。
北側道路の土地でも、南側に空間を取るようなプランを考慮できれば、道路側に水回りや小さい窓で済ませることもできるので、プライバシーも守られる家ができることになります。
その住まいのプランニングについても、企画住宅のように大きな玄関やホール、廊下などの空間が多くの面積を占めるプランではなく、そういったものをできるだけ排除して、無駄のない小さい家を建てることを意識すると土地も大きなものが必要でなかったりします。
その点、玄関は小さいですが、無駄をできるだけ省かれたマンションの間取りなどがいい参考事例となっています。
土地に掘り出し物なんてありません
色々な不動産会社に声掛けをして土地探しをした結果、「ここがいい!」と思った土地を見つけても、すぐに飛びつくことなく、高額な買い物なので、慎重に冷静に判断するように心がけてください。
安い不動産を探してみることもオススメしますが、見た目にそんなに悪くないのに周りの相場より格安の場合は、特に気をつけることが沢山あります。
元々沼や池で地盤が弱い土地であるために地盤改良に莫大な費用が必要となったり、いわくつき(事故もの)であったり、隣近所にとっても迷惑な人が住んでいることやある時間に騒音や異臭が発生するケースもあったりするものです。
ですので、不動産を購入して、その街でずっと家族で暮らしていくという覚悟であるならば、売買することを仕事としている不動産会社の案内だけで判断するのではなく、その現場の朝昼晩と訪問するとか、できれば、ご近所の方に以前住まれていた方のことや売る理由や評判などを聞かれるぐらいの心構えが必要かと思います。
いずれにしても、土地や建物など不動産に掘り出し物などないと考えたほうがいいです。もしあれば皆さんのところに届く前に不動産会社が購入しています。