私の家ができるまで その8

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まずは 土地の声を聞く

家づくりを始める前にあなたのご家族は、きっと様々な夢をワクワクしながら楽しく話をされているかと思いますが、これが要望となります。

 

それらのご家族の要望をできるだけ実現させるためには、あなたが計画する家が建つその土地の声を聞く、つまり敷地を読まなければいけません。

 

それは、土地の実務的で法的な調査と実際に建ってみて感じる感覚的なことがあったりします。



その土地の実務的な調査といえば、用途地域や斜線などのことをさし、最近では、震度分布予測図や浸水想定区域図なども見られる方が増えており、感覚的なこととは、土地の周りの現在の建物はどんな状態なのか?将来は、どうだろうか?など想像することです。

 

その将来の予測は、眺望や採光でその土地における快適性のポイントはなに?などその土地に建って、風の流れ方や光の当たり具合などを読むことを意味していて、これをしなければ、家のプランそのものが、的外れな設計になる可能性があったりします。


  
これら要望と土地を理解した上で設計者は、大切な間取りのゾーニングをおこなっていきます。そのゾーニングとは、いきなり間取りをつくりこまないでゾーンに分けて考えるということです。



この土地を読んだり、ゾーニングも考えないでいきなり間取りを作成する営業マンや工務店などが多いのも現実です。

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言葉ではなく写真などで伝えましょう

ゾーニングがある程度決まるとしっかりしたプランニングに入ります。


  
設計やプランニングといってもそれらは、所詮敷地の中での陣地取り。同じ間取りであっても作る会社や仕様や仕上げなどにより全く違ったイメージになってしまいます。


  
一番わかりやすいのが雑誌に掲載されている写真。海外などの写真では、家具も家の中の一部として転売されている事が多いようですのでイメージも大切となり、家具までもが住まいの価値を上げる大切なテイストとなっていますが、日本の家の場合は、家具などは住み手の趣味となっていることがほとんどです。



モデルハウスや展示場は、その典型的な例で有名なブランドモノが多く、家具ショップとの提携も多いのがこの事例です。

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ですので、日本の雑誌の事例などは、ほとんどが住まい手の趣味も多くあり、特にリフォーム事例では、典型的であり、写り込んでいる家具を取り除いた空間をイメージすると床はフローリングに壁・天井は白く(一部デザインっぽく色づけしているか)建具はどこかの建材メーカー又はお金を掛けた造作建具となっています。

  
  ところが自然素材の家というのは、家具を置かなくても“絵”になる家が多いのも不思議です。

つまり、家のイメージを固めるために使用する言葉で“欧風”や“和風”などと伝えても、人の持つイメージは違うので、できるだけ写真などで具体的に見せたほうが伝わりやすくなります。

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デザインは費用がかからないもの

家のテイストといっても、現代和風や数寄屋風、南欧風、チューダー風、アジアンテイストなど色々ないい方があり、モダンだけでもシンプルモダンやナチュラルモダンなど様々ありますが、時代に流され、それを推奨され、流行を追っかけるデザインをされる方が多いのは事実です。


服と同じで確かに今流行りかもしれませんが、10年後には時代遅れともなりますが、諸外国の家などはいつの時代もあきのこないデザインとなっていたりします。

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>諸外国の家などは、外から見ても中の間取りなどがわかりませんが、日本の家は、悲しいかな外から見るとどこにお風呂やトイレがあるのかがわかったりします。

 

これらの家のデザインに関しては、平面計画をしている時から窓の配置や大きさなどを考慮しながら意識して計画しなければ、平面で満足されても立面上デザインがいい家とはなりません。


  
  これが設計のプロの意識の差となり、できているか否かとなります。同時にコストを抑えるために庇などをなくしてキューブのカタチとしたり、屋根で谷をつくる家づくりが、果たして本当に住まい手にとっていい家づくりなのかを考えてほしいものです。



いずれにしても、デザインがいいからといって、高い仕様を使っている事とはベツモノで、決して高い費用がかかるものではないといえるのです。

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素材も性能も予算とバランスよく考える

先の家のイメージを形にする際に影響するのは、色合い。しかし、その前に質感というのもとても大切となってきます。

 

  
たとえば、無垢の床の質感には、建材メーカーの床はかないませんが、最近建材の床もよくできていますし、高級マンションのようなイメージの場合は、自然素材ではなかなかイメージできません。


    
そのように無垢が単純にいい!というのではなく、ご家族のイメージもあり、質感を含めて、予算との兼ね合いで仕様を使い分けるということが大切になってきます。


  
一方で無垢の床といっても、様々な材種がありますし、価格帯もピンからキリまでとなっています。


  
といっても、床だけで35坪の住宅で200万も変わるはずもなく、床材の価格が坪当たり2万違ったとしても、床面積が35坪程度なら単純に70万程度の違い程度なのです。


  
もちろん、予算がないのに高級な仕様でできる理屈は通らないことは、車の外車と同じ理屈で理解できるかと思います。


  
壁などについても、ビニールクロスより調質機能のある塗り壁にすると快適さも違ってきます。しかし、誰しも予算があると思いますので、部分的にリクシルのエコカラットを採用するなど希望する素材や性能とその使用する場所をしっかりと考え、壁も建具なども減らすなども考え、性能を確保しながら仕様と大きさと予算とのバランスの兼ね合いが必要かと思います。



限られた予算でそれなりの大きさであれば、あれもこれもできるものではないものです。もちろん住みはじめてからのランニングコストや電球の交換の事も大切なことであります。

 

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